ワックスの表面を溶かして滑らかにするのに『ワックスなめらか〜』というガス式の道具があります.
更新が滞ってしまいました...
事情によりトレジャーフェスタin有明10の出場を取りやめました.
3つ作る原型のうち一つをエポキシパテで作って見ようと,途中まで作ったのですが...
この状態で挫折してしまいました...このフィギュアが入る入れ物にフィットさせるため,手足や胴体の長さを調節したりポーズをいじったりする度に,切断してパテを盛って硬化を待つ作業がしんどいです.この写真の状態で3日もかかってしまいました.
で,結局キャラメルワックスで作り直すことに...
この状態にするのに1日.ラフ段階の造形はワックスで作業する方が早いです.手足の長さやポーズを調整するときは,関節部分を白熱灯やアルコールランプで暖めて柔らかくすればよいので微妙な調整もしやすいです.
そのかわり,ワックスは折れやすいので通常は第2原型としてレジンで複製を作るのが面倒ですが.
これまでに、キャンディワックスとキャラメルワックスを使ってみた限りでは、私にはキャラメルワックスの方が向いているようです。キャンディワックスのハンドリングは良好なのですが、折れやすいのが難点です。1/7サイズのフィギュアを手で持って作業していると、手首や足首がいつの間にか折れているという事が何度かありました。
キャラメルワックスの方は少しだけ折れにくいです。その代わりに、ワックスが柔らかい時にネバつきが強いのでスパチュラの通りが悪いです。また、少し軟らかいので細かい造形がやりにくく感じました。
気温との関係もあると思いますが。
次のイベントまでに3点作る予定なので、残り1つはエポキシパテで作ってみて、それぞれの使用感から今後メインで使う造形材料を決めるつもりです。
盛って,均して,削って,盛って...を繰り返し,現在はこんな感じです.
ワックスで造形するには暖める器具が必要です.まずは100Wの白熱電球を付けたデスクライトで,ワックスを暖めます.
ピンク色の容器は100円ショップで見つけた,シリコン製の弁当のおかず入れです.